この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
唇に媚薬
第8章 嫉妬姫
「〜〜〜!?///」
敬語に直して同じこと2回言われた!
唖然としてる間にボタンが外されて、はらりと前がはだける。
「ね、ねぇ、冗談……よね?」
「超本気」
「……!!」
バッサリ言い切って、葵の右手がスカートの裾を掴んだ。
「〜〜だ、だめ……っ」
上がってくる動きを止めようと、咄嗟に手を出したけど
瞬時に反応した反対側の手に阻止される。
……本気って……う、嘘でしょ?
「……ここ、家の中じゃないよ?」
「分かりきったこと聞くな」
「……っ
その角を曲がったら、人がいっぱいいるのよ?」
「お前、さっき人が密集してるとこでナニしてたんだっけ?」
「………!///」
そ、そうなんだけど!
でも……!
スカートを捲った葵の手が
タイツに沿って太ももの外側を這い上がっていく。
コートの内側に入り込んだ、左腕が腰に回って
半分浮きそうな勢いで、ぐっと力を入れて抱えられた。