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唇に媚薬
第8章 嫉妬姫
「エレベーターを待つ奴等に覗かれたら、一貫の終わりだな」
終わりだって言いながらも、私の耳元で楽しそうに笑う葵。
パールのピアスにキスされて、舐められて
……熱い吐息にゾクゾクしてくる。
「蘭、声抑えられる?」
「……へっ?」
不意打ちで質問されて、変な声が出てしまった。
額をピッタリくっつけて、ド至近距離で葵が囁く。
「お前のこと、今からスゲー鳴かせるつもりだけど
我慢できるよな?」
「………!」
「やめてってお願いされても、絶対やめねぇけど
声出さないって約束するよな?」
「〜〜〜!!」
な、
な、
なんなのよその有無を言わさない聞き方はーー!///
連続で投下される俺様ドS発言
色気爆発の美しい顔
真っ直ぐ私を捕らえる野獣の視線
……あぁ、腰が砕ける。
私のオンナという部分全てが、悲鳴をあげてる。
「……エロい顔」
じゅん、と疼いた中心。
まるでそれに気付いたとでもいうように、葵の瞳が光った。