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唇に媚薬
第8章 嫉妬姫
「蘭、これ下げて」
スカートの中、脇腹付近まで上がってきた葵の手が
タイツの淵を掴んで、下着ごと少し下にズリ下げた。
「ほら、ここから自分で脱げよ」
「………!」
「破く趣味ねぇから」
葵の指が、いやらしく動く。
その摩る力加減が絶妙で、足が連動してビクビクと痙攣してしまう。
……逆らえない。
ううん、むしろ期待さえしてる。
壁の反対側から、誰かの話し声が聞こえてくる状況だというのに
……もう、ココロもカラダも
完全に侵食されてしまった。
「………っ」
命令された通り、震える自分の手で
体勢を屈めて、下着と一緒にタイツを太ももへと下ろしていく。
……ヒヤリとした空気が、肌に直に触れて
羞恥心が掻き立てられて、もう胸が破裂しそうだ。