この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第1章 理想と現実

「……っ は……っ」


下唇を吸われてから、ようやく離れた葵。
街灯の下だけど、傘に覆われているからその表情が読み取れない。


「……か、かの……」

「…………」

「か、彼女……」


放心しながらも、何とか口にしたけど
頭の中がパニックを起こしてるせいで、うまく喋れない。


「付き合ってる彼女、いるでしょう……?」

「あぁ」

「それなら、こんなことしたら、だ、ダメだよね?」

「そうだな」


そうだなって……
驚く程冷ややかな視線が、余計に私の身体を火照らせる。


「……他に質問は?」

「…………っ」


私の身体から手を引いて、じっと見下ろしてくる葵。

……ねぇ、違うよ、逆でしょ?
今のキスを説明しなさいよ。
これ以上私に何を言わせようっていうの?

言葉はいくらでもあるのに、どうしてか声にならない。
心臓がドキドキとうるさい。

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ