この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第9章 ヤキモチ王子

「瀬名。 当分の間、俺達は他人だ」


緩めたネクタイを再び締め直して、蓮は無表情で俺から離れた。
さっきまでの爽やかさは消えている。


「こっちの台詞だバカ野郎。
ゲイとオカマに大人気の蓮とデキてるなんて、リアルすぎて泣きてぇよ」

「~~やめろ!
そもそもデマのきっかけを作ったのはお前だろ!」

「ま、俺は残念ながら明日から暫く消えますし」

「………!!」

「帰ってくる3週間後までに、しっかり火消ししとけよな」

「~~てめぇ卑怯だぞ!」


叫ぶ蓮に見向きもせず、俺は久々に清々しい気分でフロアの扉を開けた。

あー、これだよ、この感じ。
普段硬派を気取ってる蓮の口調が悪くなればなるほど、俺は冷静になれる。

つーか本来はこうなんだよ。
さっきの女達が言ってた通り
仕事のスタイルも性格もSEXもサディズム、この一言に尽きる。


「……今日は、俺も帰ろうかな」


余裕を取り戻した俺の後ろで、蓮が溜息を漏らした。

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ