この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第9章 ヤキモチ王子

「帰国は20日の予定だけど。
延びるようだったら途中で連絡する」


椅子に掛けっ放しだったコートを持って、デスクトップの電源を落とした。


「はい、承知しました」

「佐伯、無理すんなよ」

「………!」

「出来ねぇもんは残しとけ。
帰ってきたら、お前の3倍の早さで終わらせてやるから」

「………っ」


……って、俺的にはかなり王子要素を出したっつーのに
佐伯は若干涙目になって、揺れる瞳で俺を見つめてきた。


「…はい、ありがとう、ございま……」


……その声、震えて掠れてるんだけど。

つーか、今の俺の発言はどの辺が “ 無し ” だったわけ?
お前の3倍~のくだりが、仕事が遅いって捉え方して傷付いたとか?


「………」


正直めんど……いや、そうじゃねぇんだけど

考えるの諦めてもいい?
その潤んだ目、見なかったふりしていい?


~~あーもー分っかんねぇなーーー

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ