この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第9章 ヤキモチ王子

* * *


「鈴木さんって、本当に素敵ね」


夜10時。

俺のマンションに着いて、リビングに入ると
帰りの電車の中でもしきりに褒めていた言葉を、蘭は再度口にした。


「初対面の私に、ちゃんと敬語使ってくれるし。
最後も、頭下げてから手を振ってくれて」

「………」

「葵のことも、本当に信頼してるのね。
……ふふっ♡ “ 戦友 ” っていいなぁ」


……蓮は、誰に対しても態度が良いし
あいつが初めて真面目に語った、俺に対する想いには
心が振動して熱くなったのは事実。

だけど

さっきから、消えない。
何かが体の一部につっかえて、取れない感覚が。


「……やっぱり、あいつはすげぇな」


明らかに、自嘲的に笑ってると自分でも理解しながら
蘭からコートを受け取って、ポールハンガーにかける。


「お前が男を絶賛するなんて、初めてなんじゃねーの」

「………!」

「運命、感じたか?」

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ