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唇に媚薬
第10章 狂う程、夢中

* * *

缶ビールを冷蔵庫に入れ終えて
葵の仕事が片付くまで、何か軽くオードブルでも作ろうかと思って

おとといの土曜日に買っておいた食材の余りを、取り出そうとした時


「………!」


ふいに、天井の照明が消えて
対面式のキッチンから見える、大きな窓ガラス一面に夜景が浮かび上がった。


「……わぁ……」


……何度見ても、綺麗。
タワーマンションの高層階から眺める、無数の光の粒。

東京湾の先には、有名な吊り橋が点滅していて
一枚の絵のような景色には、ただただ溜息をつくばかり。

……こんな所に若干30歳で住めるって……
手取りいくら~?なんて、逆に恐ろしくて聞けない。


「……葵?」


夜景に見惚れて、しばらく止まっちゃったけど
急に電気を消した彼の姿を探す。

自動で点灯したオレンジ色のフットライトを頼りに
振り返って一歩踏み出そうとすると……

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