この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第10章 狂う程、夢中

「……そ、それは……」

「ん?」

「つまり、その……」


“ 可愛らしい佐伯お嬢様に、影響を受けた為 ”


……なんて、正直に言えるわけがない。

昨日の日曜、あなたが休日出勤で仕事をしている間
私は1人、通常なら素通りするナチュラル系のお店で
いつもなら絶対に買わない、パステルカラーの服探しに奮闘していたなんて

……ドン引きされるに決まってる。


「や、やっぱり似合わないかな」

「……は?」

「流石に白には手を出せなくて、ギリギリ最低限に抑えたつもりなんだけど……」

「何の為に?」

「………」


……そりゃ、100%葵だよ。

眉を寄せて、疑いの視線を送ってくる葵。
その目を見つめ返したところで、このイタイ理由が伝わる筈が無いけど


「そんなに、変……?」


あ、やば、ちょっと声震えちゃったかも。

……なんか、悲しくなってきちゃった。
ファッションに関しては無関心に近い葵が、ここまで聞いてくるって
どれだけ違和感出しちゃってんだろう。


/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ