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唇に媚薬
第13章 同じキモチ
~~~~!!///
“ 届かないのに、抱きしめたくなる ”
な、な、なんて胸キュンする台詞なの……っ
こーいうこと言える男だったの?
顔が見えないからこそ言えるの?
「…あ、葵……」
『つーかお前なんなんだよ』
「えっ!?」
『寂しいとか声聞きたかったとか
朝っぱらからぶっこむんじゃねーよ』
「………!///」
葵の切ない溜息が聞こえた。
『……ばかやろう』
「………っ」
『あと何日あると思ってんだよ……』
……だめだ、もう呼吸困難。
直撃された心臓がバクバク音を立てて、大変なことになってる。
「……葵こそ、なんなのよ」
ねぇ、今どんな顔してるの?
どんな気持ち?
私と、同じキモチでいてくれてるのかな。
……逢いたいって……