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唇に媚薬
第14章 涙の先に

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「……瀬名さん?」


3月17日。
事務職が帰り始める、定時の夕方6時。

デスクの上にカバンを置くと、後輩の男が顔を上げた。
その目が大きく見開かれる。


「な、なんで本社(ここ)にいるんスか!?」

「いちゃ悪ぃのかよ」

「だ、だって……今日まだ17日ですよ!?」


どれだけ派手に驚いてんだってツッコミたくなるくらい、デカイ声で叫ぶから
周りにいる奴らにも、一斉に注目される。


「全ての任務が終わったから、帰ってきた」

「………!!」

「羽田に着いたのが2時間前」


一度家に寄ってスーツケースは置いてきた。
機密と書かれた重要書類と、ノートPCを取りだして
立ち上がった後輩に向けて、引き抜いたUSBを放り投げる。


「に、任務終了ってことは……!」

「あぁ、トレード成立」

「~~~!!」

「相当数の条件を叩きつけられたけど、やっと落ちたぜ」

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