この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第15章 Yours forever

……心臓がドキドキして

足がふわふわして、浮いているような感じで
エレベーターのボタンを押す指も震えてしまう。


「いつものBARに、8時って言ったじゃない……」


どうしよう。
だめだ、胸がパンクしそう。

うちの会社もアパレル業界では大手に入るけど
葵の本社の巨大なエントランスに比べたら、その広さは半分以下だ。

エレベーターを降りて、入口の自動ドアを抜けて外に出て
ゆっくりと周りを見渡すと

メイン通りに繋がるコンクリートタイルの上に……


「………っ」


私と同じ方向に歩いて帰る、女性社員達が
彼の横を通り過ぎると、決まって後ろを振り返っていく。


街灯の下、淡いオレンジ色の光に
照らされたこげ茶色の髪と、小さく整った顔。

軽めのステンカラーコートのポケットに左手を入れて
反対の手に持つ携帯へ、その視線は向けられている。


“ やべぇな、あれは ”


……姫宮さん
自分で言うのもなんですが

あのカッコ良さはヤバイを通り越して、危険です。

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ