この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第16章 唇に媚薬

……呼吸が乱れて、なかなか息が整わない。


「……あ、葵……」

「………」


なんとか名前を呼んだけど、声さえも上手く出せない事に気付く。

そして

いつもなら、平然と2回目へと進む葵が
私の体を抱きしめて倒れたまま動かない。


「もう、死んじゃうかと思った……」

「……俺も」

「………!///」

「腹立つ。
なんなの、お前……」


……私の顔の横に突っ伏したまま、葵が溜息を漏らした。


拗ねたように言った “ 腹立つ ” に
キュンとしちゃう私って……

お互いの体がまだ熱くて、ドキドキが治まらない。
ずっとこのままくっついていたい。


「……水……」


おでこにキスを落としてから、葵がゆっくりと起き上がった。
私は全く動けないから、その横顔を見つめるだけ。


「………///」


……汗の光る額から、セットの乱れた短髪をかき上げて
クローゼットからスウェットを取り出す、なんてことのない仕草が

私を心を躍らせて、胸をきゅうっと狭くさせる。


……重症だ。



/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ