この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第5章 攻防ゲーム

1LDKのシンプルな間取り。
生活感がまるで感じられない、最低限の家具しか無い空間。

高層階の窓の外では、夕焼けが赤く空を染めていて
週末の夜を迎えようとしている。

荷物を下ろすように、少々乱暴にリビングのソファに落とされたけど
葵はコートを脱いで投げ捨てると、再び私の手を取った。

わ、わ、待って待って……!


「……あ、あの……っ」


持ち上げられようとした体に力を入れて、ソファに留まる。


「なに、まだ腰抜けてんの?」

「う、うん……」

「じゃあ掴まって」

「な、何で!?」

「何でってお前……」


呆れた顔で私の前にしゃがんだ葵。
目線の位置が同じになる。


「ここはリビング。 寝室は隣り」

「~~~っ」

「運んでやるから。
ほら、来いよ」


ストップストップちょっと待って!っと叫ぶ暇もなく
私の背中と膝の裏に伸びてきた、引き締まった両腕。

軽々と横にして持ち上げられて……

こ、こんなスマートなお姫様だっこがあるのか……!

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ