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唇に媚薬
第5章 攻防ゲーム
葵の瞳が熱を帯びている。
男のくせに艶っぽくて、色っぽくて……目が逸らすことができなくて
ニットセーターの裾を掴んだ、葵の手を止められない。
「そ、添い寝って言ったじゃない」
「……どんな拷問だよ」
「~~~っ///
だ、だって3日寝てないって……」
「お前、今俺が欲してるのが
睡眠だって本気で思ってんのか?」
さっきから、葵の返してくる台詞の破壊力が半端ない。
私の女のいう部分がこれでもかと刺激される。
「や、ま、待っ……」
インナーごと捲られて、そのまま首から脱がされそうになったから
逆らうようにして、胸の付近で葵の手を阻止した。
心臓が飛び出そう。
ドキドキの音が部屋中に響いてる気がする。
「……今、お前の目には
冷静を装う、俺の表面しか写ってねぇだろうけどな」
葵の低い声で、身体がゾクリと震えた。
「全身、お前を抱きたくて沸騰してんだよ」
「~~~!///」
「悪いけど
添い寝と腕枕は、その後にして」