この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第7章 蓮愛相談室

「瀬名」

「……はい」


同期や友人達の中で、俺に敬語を使わせるなんてこの男くらいだ。
普段穏やかな男がキレると、凄い迫力なんですけど。


「思い込みほど、痛いもんは無い」

「………」

「相手の気持ちは、相手にしか分からないんだよ。
特に女心なんてものは、天候と同じだ。
男には絶対に読めない」


……お前もオトコだよな?
ってツッコミたいけど、こいつは理解してそうで何も言えない。
椅子に座ってるけど正座してる気分。


「だいたい、自分に置き換えて考えてみろよ」

「……と、言いますと」

「お前が惚れてるお姫様に、もし同じ事を言われたとしたら
どー思う?」

「………!」


“ 諸事情で、お前は俺の彼女になってる ”


……佐伯に言い放った自分の言葉。
俺、バカ?
今更だけど、客観的に聞いたらすっげー気持ち悪い。

それに
今蓮が言った通り、もし蘭に言われたりしたら……


“ 葵、見逃して♥
偽ってる相手は1人だけだから、迷惑はかけないわ ”

“ どうしても、逢い続けたい好きな人がいて
愛してるその人を、繋ぎ止めたいだけなの ”

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ