この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの王子、俺だけの姫
第1章 捕獲

ある日、父からの呼び出し。
その日は大型連休も定期試験も終わって、あと1回試験を終えたら長期休暇が目の前の春も終わった頃だ。
あたし、遠藤有希。高校3年生。
大好きなバスケを小学校の頃から続けてます。
恋よりバスケ!恋バナは、もっぱら聞き役です。
あ、好きな人は一応います。
そのひとね、声が素敵なんです!
『有希、今日の学校帰りに此処へ来るように』
そう言って父さんから手渡された紙には程よく有名なホテルの名前が書かれてあった。
『出来れば遅刻はナシで頼むよ』
『...うん。わかった』
こんなところで一体何があるの?
誰かの結婚式?
ならば、学校帰り...
しかも、制服姿では場違いだし。
まさか、驚く事が待ってるなんて思いもせず。
いつもと同じように、学校生活を楽しんだ。

