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あたしの王子、俺だけの姫
第1章 捕獲
その日は1日があっという間に過ぎていった。
そんな気がする。
父さんとの約束の時間もあって大好きなバスケの居残り練習ができなかったからかな?
部活終わり、仲間と別れて約束のホテルに向かう。
あたしがいつもと違う別行動をすると知ったチームメイトの亜季は
『聞きたいのは山々。でも、今じゃないよね?』
と、呆気なく帰っていく。
何かあったときの事情聴取....怖いなぁ。
なんて考えていたら約束のホテルに到着。
スマホで時間を確認。
約束の時間まであと少し。
制服の乱れをチェック。
クンクン....ん?汗くさくないかな?
シートと制汗スプレーで粗隠ししたんだけど....
『さて、どこで待ってればいいんだろう?』
なんて思っていたところに、後ろから声がかけられる。