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あたしの王子、俺だけの姫
第2章 愛情
いかん!耳元でコータのイケメンボイスを堪能してしまう!
コータの声はあたしにとっては最高級の必殺技だ!
心が病んで落ち込んだときにこの声を聞いたら大変なことになる!
逃げなければ!この声は傍で聞いたら負けだ!
「ちょっと、コータ!放してって。コータはまだ終わってないんでしょ?あたしに構ってる暇はないんじゃないの?って言うか、離れてって」
腰に巻かれたコータの腕をなんとか解こうとあたしは四苦八苦。
「んもぅ!放してって、コータってば!」
コータの腕を掴んではみるものの、離れてくれず更に巻き付いてくる。
これが男と女の力の差ね。悔しいわ....。