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あたしの王子、俺だけの姫
第2章 愛情
「ふーん、そう。俺が入ってもいいんだ」
なにか含みのある言い方だな?
なんて思ったら、あたしの腰にコータの腕が絡まってきた。
お?素早いなコイツ。
「新婚生活の始まりだな。な、有希?」
「何を言う!まだ早いわ!」
右肩にコータの顎が乗せられて、後ろから抱き締められているのがすぐわかった。
だから、すかさず左手でコータのおでこにチョップ!
「いってー!暴力反対!」
「違いますぅー。正当防衛ですぅー」
2度3度チョップをくらわす。そなのに、コータはあたしから離れない。