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あたしの王子、俺だけの姫
第3章 進展
暫くするとルームサービスが届いた。
美味しそうな料理ばかりでどれから食べればいいか迷ってしまうほど。
コータと向かい合って食べる。
一口食べては、コータに『美味しいね』って伝えた。
最後ののデザートまで完食した。
「あ~もうお腹一杯。食べ過ぎたかも....運動しなきゃ」
ソファーに凭れながら膨らんだお腹をさする。
「有希、食後のコーヒーでも飲む?紅茶も用意できるよ」
コータが声を掛けてくれた。
「では、お言葉に甘えて紅茶で」
「了解です」
至れり尽くせりで幸せな時間。
学校が休みで、部活も休み。
これ以上ないくらいの満足感。
「お待たせ」
コータが持ってきてくれた紅茶を一口もらって
「コータ、今日はありがとうね。とっても楽しかった。誘ってくれて感謝だよ。幸せな時間を過ごせたよ」
今のあたしの素直な気持ちを伝えた。
「今度は、あたしがお礼しなきゃね~。コータには何が良いかな?」