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あたしの王子、俺だけの姫
第3章 進展
コータの顔が優しく微笑んだのがわかった。
手にしていたカップをテーブルの上に置いて、コータはあたしに向き合うように身体を捻らせた。。
「有希、俺のこと、好きになれそう?」
やっぱり、コータにとってはいちばん聞きたいことがコレなんだろうな。
あたしは黙ったまま頷きもせず、コータを見つめてみた。そして、思いきって聞いてみることにした。
「ねぇ、コータ。コータは、何故あたしのこと好きになってくれたの?」
あたしからの質問にコータは驚いた。
まさか質問されるとは思わなかったかな。
「俺が有希を好きになった理由?」
「うん、そう。教えてよ」
『恥ずかしいな....』
何て言いながら、コータはあたしへの恋心を話してくれた。