この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしの王子、俺だけの姫
第3章 進展
あまり苛めるのも可哀想だよね。
あたしは泣きそうにも見えるコータの目を見て、暫し動かない。
コータの目は段々と泣きそうにも見えた。
なので、あたしはコータの頬を摘まんで引っ張った。
すると、思惑通り驚いたコータ。まさか頬を引っ張られるとは思わないもんね。
あたしは『ごめんね』の気持ちも含めて触れるだけのキスをコータにした。
「女として、まだまだ未熟だよ?それでもいいの?」
と、あたしは最終確認。
すると、目を見開いて驚いたコータは
「俺が、この世でいちばん幸せな女にしてあげるよ」
と、はじめて大人のキスをしてきた。