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あたしの王子、俺だけの姫
第1章 捕獲
父さんが声の主に頭を下げる。
つられてあたしも頭を下げちゃった。
ゆっくり頭をあげると父さんよりも少し年上?な落ち着いた格好いいスーツを着こなしてる男の人が立っていた。きっと、父さんの上司だよね。
カッコいいなぁ~って、言うよりもね!
さっきの言葉の方が気になったわよ!
『此処に住めるようにしましょうか?』
だよ?これってさ、余程のお金持ちじゃないと無理でしょ?じゃあ、もしかしての....1番上の人?
それにさ、庶民は一生に1度泊まれるかどうかの高級ホテルなんだよ!ここのホテルって。
そこに『住めるように』って、なんて贅沢よ!
....裏がありそうで怖いわ。
などと、一人突っ込みをしていたら...
ダンディーさんの後ろにもう一人、男の人が立っているのが見えた。