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あたしの王子、俺だけの姫
第4章 受理
「....痛いけど....だい....じょぶ....」
大丈夫なんて、ほんとは嘘。
痛くて、痛くて....みんなはこんな痛みに耐えながら好きなひとを受け入れてるの?
手の甲で痛みに耐える顔を隠すので必死。
こんな顔、コータに見せたくない。
苦しすぎて呼吸も上手くできない。
「もう少しだから、ね」
両膝の裏側にコータの手が入れられて腰を浮かされると、コータの身体がさらに近づく。
『ズプッ....』
そんな音が聞こえると、あたしの喘ぎ声も吐息も大きくなり身体も弓形になった。
「ヤッ....ンアァッーー!!」
泣き叫ぶような声を出した。
こんなの、初めて。
こんなの、知らない。
「有希........」
コータはあたしの耳元に擦り寄ってきた。
「全部、入ったよ....」