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あたしの王子、俺だけの姫
第4章 受理
『いたい、いたい、いたい!!』
そんなあたしの心の声が聞こえたのだろうか。
コータがあたしの頭を撫でながら囁いた。
「有希....頑張ったね。暫く、このままでいるからね」
「ん....」
その言葉に少しホッとした。
どうしてって、コータが少しでも動いたら痛いんだもん。
「コータ....」
「ん....どうした?」
あたしの顔の横に両肘をついて動かずにいたコータは身体を起こして目元にキスをしてきた。
「泣いてる....痛い思いさせてごめんな、有希」
あ....あたし、泣いてた?
そっと自分の手で拭うと確かに濡れていた。
「大丈夫....じゃないけど、大丈夫....ンッ」
コータが身体を起こしたから、あたしの中にいるコータも少し動いてくすぐったいような変な感じ。
その刺激を逃がそうと下腹部に力が入る。