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あたしの王子、俺だけの姫
第5章 確認
「コータ!朝だよ!遅刻しちゃうよ?」


「ん~....あと5分だけ........」


「もぅ....さっきもそう言った」


「........じゃぁ、もう3分だけ....」


「コータ....そう言って寝るの3回目だけど?」


「有希....」


「なに?」


「王子は姫のキスで目覚めます....」


「ふざけないのッ!」




今日は土曜日。
夏休みも終わりに近づいた残りわずかな休日。


初めてコータに抱かれた日からもう1ヶ月は過ぎた。
ヤキモチもやくコータはあの日から
『ずっとおなじベッドで寝るように』
って、大きなベッドを購入した。
ほんと、大きすぎて一人で寝るには広すぎる。



この日はコータが休日出勤の日。
昼前に出勤すれば良いって言ってはいたけど....
もうすぐ10時。そろそろ起きた方が良いのでは?
と、身体を揺らしながら起こしてはいるのだが....


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