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翻弄の果てに
第6章 背徳
『じゃあ…お願いしていい?』


ベッドに寝かせ、パジャマの上から肩を揉んだ。

『気持ちいいわぁ…悠ちゃん、力あるから効くわぁ…』

『環の役に立てて光栄だね(笑)』

肩から背中へ、指圧の指を進めた。

腰を、手の腹で押し、摩る。

『あぁっ……』

「環!感じてる?」
俺は聞こえないふりをして、その感じるポイントを探した。気付かれないように。

『ハァ…アア…』

どうやらこの辺り…

俺は、その辺りを通り過ぎ、脚へと手を進めた。


『環、反対。』

『悠ちゃん、もう充分よ。ありがとう。』

『いいから。仰向けになって。』




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