この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第1章 衝撃
『気をつけて』って…
悠太は、今病院のベッドの上で、左足がでっかくなっている。
昨日、みんなと別れた直後、飛び出した女の子をかわしてぶっころんだのだ。左足骨折。最悪だ…
最悪なことだけでもなかった。
この日から退院までの2週間、毎日、姉さんが来てくれた。
でも…やっぱり、最悪…
『悠ちゃん、お姉ちゃんね、今度結婚することになったの。』
『え?えぇーーっ!!』
まあ、姉さんも30歳。結婚するのに早いという年齢ではない。
『そうなんだ…姉さんおめでとう…』
『…うん。悠ちゃん、ちょくちょく会えなくなるけど、お父さんやお母さんを困らせたり、ケンカなんかしちゃだめよ。』
『あ、うん。』
それにして、相手は誰だ?まさか!あのS男か?!
俺はどうしたらいいんだ……
骨折よりショック…
いや、比べものにならないほどショックだった。
悠太は、今病院のベッドの上で、左足がでっかくなっている。
昨日、みんなと別れた直後、飛び出した女の子をかわしてぶっころんだのだ。左足骨折。最悪だ…
最悪なことだけでもなかった。
この日から退院までの2週間、毎日、姉さんが来てくれた。
でも…やっぱり、最悪…
『悠ちゃん、お姉ちゃんね、今度結婚することになったの。』
『え?えぇーーっ!!』
まあ、姉さんも30歳。結婚するのに早いという年齢ではない。
『そうなんだ…姉さんおめでとう…』
『…うん。悠ちゃん、ちょくちょく会えなくなるけど、お父さんやお母さんを困らせたり、ケンカなんかしちゃだめよ。』
『あ、うん。』
それにして、相手は誰だ?まさか!あのS男か?!
俺はどうしたらいいんだ……
骨折よりショック…
いや、比べものにならないほどショックだった。