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翻弄の果てに
第8章 新天地 新しい生活
そのまま、環の希望は無視して、興奮を煽るように、指先を滑らせていく……
『ハアッ、アゥ…ゆ、うたぁ……ン、ンンッ……』
身悶える躯…ひそめる眉…下唇に舌を乗せ、キラキラ光る唾液、今にも流れ出しそうだ。
『環、目を開けて。』
どうしても閉じてしまう瞼の裏側には何が見えているのだろう。
焦らされ、躯の芯から疼きうごめく、シャラシャラと逆流する血流に、やるせない苦しみを味わっているのだろうか?
環の躯はますます熱くうねる。
俺の指先は、左足の小指を捉える。
ビクンッ!!
構わず、小指の先から指股へなぞり、薬指へ。順に親指へ到達する頃には、環はシーツを握りしめていた。
『ハアッ、アゥ…ゆ、うたぁ……ン、ンンッ……』
身悶える躯…ひそめる眉…下唇に舌を乗せ、キラキラ光る唾液、今にも流れ出しそうだ。
『環、目を開けて。』
どうしても閉じてしまう瞼の裏側には何が見えているのだろう。
焦らされ、躯の芯から疼きうごめく、シャラシャラと逆流する血流に、やるせない苦しみを味わっているのだろうか?
環の躯はますます熱くうねる。
俺の指先は、左足の小指を捉える。
ビクンッ!!
構わず、小指の先から指股へなぞり、薬指へ。順に親指へ到達する頃には、環はシーツを握りしめていた。