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翻弄の果てに
第9章 環と祥子
『忘れたいんです。私がその人に恋心を抱いた事実を。』
『んー、それって、時間が解決するんじゃないか?あ、しょこちゃんが誰かと付き合うとか…』
『忘れなきゃいけないのに、ますます鮮明で、ますます好きになってしまって……』
『じゃあ……告白しかないな。その男に、好きだと伝える。メールや電話じゃなくて、本人と向き合って、しょこちゃんの口で。』
『言えません……』
『ハッキリ断られても辛い…か。優柔不断な男で、しょこちゃんに心変わりするかも…って、そんな男は最低か。』
『わたし……』
『ごめん!しょこちゃん。俺、わかんないよ…』
『腹減らないか?家に行こう。環なら相談にのれるかもしれないし。』
安易に、祥子を連れて行ってしまったことが、今後の人生を大きく変えることになる……
そんなこと、全く気づくはずもなかった………
『んー、それって、時間が解決するんじゃないか?あ、しょこちゃんが誰かと付き合うとか…』
『忘れなきゃいけないのに、ますます鮮明で、ますます好きになってしまって……』
『じゃあ……告白しかないな。その男に、好きだと伝える。メールや電話じゃなくて、本人と向き合って、しょこちゃんの口で。』
『言えません……』
『ハッキリ断られても辛い…か。優柔不断な男で、しょこちゃんに心変わりするかも…って、そんな男は最低か。』
『わたし……』
『ごめん!しょこちゃん。俺、わかんないよ…』
『腹減らないか?家に行こう。環なら相談にのれるかもしれないし。』
安易に、祥子を連れて行ってしまったことが、今後の人生を大きく変えることになる……
そんなこと、全く気づくはずもなかった………