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翻弄の果てに
第10章 新しい家族
『環さん…環さん…うぅ、うぅ…環さんん…ん、ん、わ、私の、うっ、うっ…せい……』
『落ち着いて、しょこちゃん。』
『ぅわぁーん……私のせいよぉ(泣)』
『祥子!落ち着け!!何があった?!祥子!祥子!』
肩を揺すぶって、祥子に声をかけるが、身を震わせて、青ざめた顔は、一向に落ち着いてはくれない。
俺は、祥子を強く抱きしめて言った。
『大丈夫だ、祥子、落ち着くんだ。よしよし、いい子だ、大丈夫、大丈夫。』
ソファーに座らせ、水を飲ませると、幾分落ち着いたようだった。
『もう、大丈夫だな?』
『はい…』
『さあ、ゆっくりでいい。旅先でのことを、ちゃんと話してくれ。』
『落ち着いて、しょこちゃん。』
『ぅわぁーん……私のせいよぉ(泣)』
『祥子!落ち着け!!何があった?!祥子!祥子!』
肩を揺すぶって、祥子に声をかけるが、身を震わせて、青ざめた顔は、一向に落ち着いてはくれない。
俺は、祥子を強く抱きしめて言った。
『大丈夫だ、祥子、落ち着くんだ。よしよし、いい子だ、大丈夫、大丈夫。』
ソファーに座らせ、水を飲ませると、幾分落ち着いたようだった。
『もう、大丈夫だな?』
『はい…』
『さあ、ゆっくりでいい。旅先でのことを、ちゃんと話してくれ。』