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翻弄の果てに
第11章 純粋な気持ち
祥子のことが頭から離れなくなった。
女々しいと思うなら思えばいい。
俺は、時々、遠くから祥子の様子を窺った。
俺の住む町から、そう遠くない所に、祥子は新居を構え、暮らしている。
『ストーカーみたいだな、俺。』
未練なのか、愛なのか、それとも負い目なのか、とにかく祥子が気になった。
ある日、祥子からメールが届いた。
『時々いらしてるのは知っています。どうか、もう来ないで下さい。私を苦しめないで!私はあなたをあきらめるために結婚したんです。だから…お願いします。』
メールの返信をしていいものか、迷ったあげく、俺は返信しなかった。
俺の気持ちは決まった。
行動を起こすのみだ。
祥子、待っていておくれ。
女々しいと思うなら思えばいい。
俺は、時々、遠くから祥子の様子を窺った。
俺の住む町から、そう遠くない所に、祥子は新居を構え、暮らしている。
『ストーカーみたいだな、俺。』
未練なのか、愛なのか、それとも負い目なのか、とにかく祥子が気になった。
ある日、祥子からメールが届いた。
『時々いらしてるのは知っています。どうか、もう来ないで下さい。私を苦しめないで!私はあなたをあきらめるために結婚したんです。だから…お願いします。』
メールの返信をしていいものか、迷ったあげく、俺は返信しなかった。
俺の気持ちは決まった。
行動を起こすのみだ。
祥子、待っていておくれ。