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翻弄の果てに
第11章 純粋な気持ち
はたして…どうしたらいいのか。
まず俺は、職場の事務員で、祥子も知っている登喜子さんに協力を頼んだ。
『あなたねぇ……祥子さんは人妻なのよ!何を今更しようというの?悪いけど、私は協力できないわ。』
けんもほろろに断られた。
当たり前と言ってしまえばそれまでだが、諦めきれなかった。
女々しいと言われ、常識がなさ過ぎると言われ、呆れたとも言われ、完全に無視された。
祥子の実家を訪ねようかとも思ったが、俺の家族が特殊なだけで、普通ならありえない交渉。
ひとつ間違えば、また祥子を傷つける。
もう、この手しかなかった。
(メール文)
悠子です。メアド変えましたので登録宜しくね!
俺は、祥子の返信を待った。
まず俺は、職場の事務員で、祥子も知っている登喜子さんに協力を頼んだ。
『あなたねぇ……祥子さんは人妻なのよ!何を今更しようというの?悪いけど、私は協力できないわ。』
けんもほろろに断られた。
当たり前と言ってしまえばそれまでだが、諦めきれなかった。
女々しいと言われ、常識がなさ過ぎると言われ、呆れたとも言われ、完全に無視された。
祥子の実家を訪ねようかとも思ったが、俺の家族が特殊なだけで、普通ならありえない交渉。
ひとつ間違えば、また祥子を傷つける。
もう、この手しかなかった。
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俺は、祥子の返信を待った。