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翻弄の果てに
第11章 純粋な気持ち
翌日、祥子から長い長いメールが届いた。
俺が、元気で、毎日忙しく仕事をこなし、仲間と遊び、彼女との時間を過ごして欲しいという内容。
そして、祥子が妊娠したこと、俺と会うこともなければ、やり直す思いもないことが、書き連ねられていた。
そこそこ元気というのは、つわりが辛いだけで、病気ではないことを示唆していた。
ただ、旦那の両親や兄弟とはあまりうまくいっていないような文言も入っていたことは気掛かりだった。
『ひとり相撲だったな……。祥子が子供か…元気な子を産み、幸せになってくれたらいいや…とにかく、俺は完全に振られたってことか。』
俺は、その晩、仲間と飲みにでかけた。
俺が、元気で、毎日忙しく仕事をこなし、仲間と遊び、彼女との時間を過ごして欲しいという内容。
そして、祥子が妊娠したこと、俺と会うこともなければ、やり直す思いもないことが、書き連ねられていた。
そこそこ元気というのは、つわりが辛いだけで、病気ではないことを示唆していた。
ただ、旦那の両親や兄弟とはあまりうまくいっていないような文言も入っていたことは気掛かりだった。
『ひとり相撲だったな……。祥子が子供か…元気な子を産み、幸せになってくれたらいいや…とにかく、俺は完全に振られたってことか。』
俺は、その晩、仲間と飲みにでかけた。