この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第12章 対決
『いったい、何しに来たんだ!貴様、娘をたぶらかしに来たとでも言う気か!!』
父親の怒りはもっともだ。夫ある身の娘の家に、たかだか元職場の同僚とやらで、ひょっこり顔を出したのだから。
しかし
数分後、父親の顔色が変わった。
俺は、祥子からのSOSのメールを、父親に見せたのだ。
そして、自分にとって、祥子がどれだけ大切なのかを話した。
『…では、何故、娘は全てを失ったかのような状態で戻って来たのだ!』
『自分が、彼女の気持ちに気付けず、我が身に起きた現実でいっぱいになっていたんです。全て、俺が、自分が悪い……こんなに彼女を苦しませた……。』
『帰ってくれ!そこまでわかっているなら、もう、娘に近づくな!さっさと消えろ!!』
『お父さん……やめて……』
俺は、追い返されてしまった。
父親の怒りはもっともだ。夫ある身の娘の家に、たかだか元職場の同僚とやらで、ひょっこり顔を出したのだから。
しかし
数分後、父親の顔色が変わった。
俺は、祥子からのSOSのメールを、父親に見せたのだ。
そして、自分にとって、祥子がどれだけ大切なのかを話した。
『…では、何故、娘は全てを失ったかのような状態で戻って来たのだ!』
『自分が、彼女の気持ちに気付けず、我が身に起きた現実でいっぱいになっていたんです。全て、俺が、自分が悪い……こんなに彼女を苦しませた……。』
『帰ってくれ!そこまでわかっているなら、もう、娘に近づくな!さっさと消えろ!!』
『お父さん……やめて……』
俺は、追い返されてしまった。