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第13章 家族〜いのちの誕生〜

いよいよ、祥子が淫らに踊る腰への愛撫を強くしていく。

『はああ…悠…太…さんんっ！んはぁぁぁ！』

ウエストのくびれから一度、臀部を撫で、最も敏感な所へ向かうようにフェイントをかける。

枕を強く掴んでいた祥子の両手は、歯痒いほどに焦らしあげる悠太を抱きしめるように、枕を離れ、背中に回る。

『どうして欲しい？』

『嫌…意地悪…』

更に追い打ちをかけてきそうな悠太の口を、祥子の口で塞ぐ。

熱い吐息と共に、スルリと入り込んだ祥子の舌を悠太は素早く絡め、互いの唾液を貪り合う。

吸い付いては絡め、絡めては吸う。口中は烈しく求め合い、遂には、祥子は一度目の昇天をする。

背中に回した祥子の爪が白くなるほど、力強く掴んでいた、その力が抜ける。