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翻弄の果てに
第15章 女。未来(みく)
二人は観光を楽しみ、食事をし、ショッピングやティータイムの間も、知り合ってからの三年分のおしゃべりを満喫していた。が、突然、声が消えた。
『ん?どうしたの?マシンガントークで疲れちゃった?(笑)俺は…』
『嘘…ついたの……』
『ん?えっ、嘘?』
未来はまた、黙り込んでしまった。
『未来?嘘って、まさか!』
『………』
『未来!まさか、俺と会うこと、言わなかったの?』
『パパ…きっと怒るから…』
『何を言ってるのか、未来!わかってるのか?』
『だって……』
『だってじゃない!すぐ連絡して、帰るんだ!』
『嫌っ!帰らない!力さんと離れたくない!』
『駄目だ!とにかく電話をしなさい。そんな未来は、俺は嫌いだ!』
『ん?どうしたの?マシンガントークで疲れちゃった?(笑)俺は…』
『嘘…ついたの……』
『ん?えっ、嘘?』
未来はまた、黙り込んでしまった。
『未来?嘘って、まさか!』
『………』
『未来!まさか、俺と会うこと、言わなかったの?』
『パパ…きっと怒るから…』
『何を言ってるのか、未来!わかってるのか?』
『だって……』
『だってじゃない!すぐ連絡して、帰るんだ!』
『嫌っ!帰らない!力さんと離れたくない!』
『駄目だ!とにかく電話をしなさい。そんな未来は、俺は嫌いだ!』