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翻弄の果てに
第17章 激怒 絶望 そして再び…《祥子編》
『そう…知ってるのね…あの子があなたをどれほど慕い、信頼し、愛しているのかわかる気がするわ。家ではそんな姿を微塵も見せなかったわ。』
『すいません!もっと早く言うべきでした。』
『未来の人生は未来のものだわ。でもまだまだ一生は長いわ。こんなに早く私の手から離れていくなんて……』
『あのう……』
『あなたとの絆は固いって。別れるわけじゃないから送らないって。』
『絆……』
『あなたに娘の決意が解る?守っていけると言える?』
『……わかりません…でも…でも、俺…自分は未来ちゃんを弄んではいません!ただ…かっこいい言葉は言えません。だから、将来、一生守るとは断言できません、ごめんなさい。』
素直な男だと祥子は思った。
『すいません!もっと早く言うべきでした。』
『未来の人生は未来のものだわ。でもまだまだ一生は長いわ。こんなに早く私の手から離れていくなんて……』
『あのう……』
『あなたとの絆は固いって。別れるわけじゃないから送らないって。』
『絆……』
『あなたに娘の決意が解る?守っていけると言える?』
『……わかりません…でも…でも、俺…自分は未来ちゃんを弄んではいません!ただ…かっこいい言葉は言えません。だから、将来、一生守るとは断言できません、ごめんなさい。』
素直な男だと祥子は思った。