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第18章 激怒 絶望 そして再び…《祖父母編》

『繰り返す…んですかねぇ…』

『祥子さんがついてる。繰り返すことは祥子さんが許さないさ。』

『そうですね。みーちゃんはどんどん環に似てくるから恐い気もしますがね。』

『…そうだな。環は幸せだったのか、不幸だったのか…俺には今になってもわからんよ。母さん、わかるか？』

『さあ、どうですかね。でも、環が選んだ道でしたからね。最後は幸せだったんじゃないでしょうかね。』

『そうか…』


未来にとっては、曾祖父母にあたるこの二人は、環の両親で、悠太の祖父母だ。この二人の子として籍を入れたので、悠太の両親、未来の祖父母ということになるが。


『未来が生まれて、初めて顔を見た日のことは今も鮮明に覚えてる。』

『はいはい、あたしもですよ。びっくりしましたね、あんな、まるで生まれ変わり。』

『母さん、わしはあの時、こんな日が来るんじゃないか…って、予感がしたんだ。口に出せば本当にそうなってしまうようで、母さんにも言えんかった。』

『同じですよ…あたしもね、お父さん…』