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第19章 荒波

『空気がおいしい！』

『わかるのか？』

『こういう所では鉄板の台詞でしょ？（笑）』

『やっぱり解ってないな？（笑）』


夏休みということもあり、やはり人だらけ。
ゆっくり話せる場所を探した。

ロッジ風のレストランの裏にベンチを見つけた。

『未来、少し話をしないか？』

『うん、話さなきゃね。』


未来を座らせ、悠太も座った。

『なあ、未来…』

悠太が口を開いた。

結論な、未来の交際を許すことにした。
でも、未来はまだ高校生だ。節度は持って欲しいし、二度とあんなことはしてはだめだ。

未来、半分大人になったんだな。危なっかしいし、まだまだ考えも安易だが、パパはそろそろ子離れの時が来たようだよ。


『パパ…ありがとう。パパのこと、ずっと大好きだよ。』


『力君は未来にとって、どんな男なのかなあ？あまり深入り……まあ、いい。今後は隠し事は無しにしてくれよ？』

『うんっ！』