この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第19章 荒波
未来は迷っていた。
力のことを聞く父に、何をどこまで話せるのか…
子離れなどと言っても、そうそう簡単ではないことくらい、未来にも容易に理解できている。
年齢や会社名、所属、居住地など、履歴書的な事を伝えた。
穏やかな性格で、いつも笑ってくれる、側にいるだけでホッとできる人だと話した。
『そうか…ホッとできるんだ…大事なことだな。』
『そう思う?』
『ああ、思うさ。ホッとできる人…パパも、ママのおかげでホッとできる場所を見つけたんだ。』
『そっかぁ。』
『未来、ママは信念の強い女だ。未来が思うようなママじゃない。ママはパパの犠牲になんかなってないぞ。』
『なんでパパに分かるの?ママが無理してるって思わないの?』
『思わないさ。ママはここ一番の時には、ビシッと言うのさ。ママはそこらへんのハンパな男より遥かに男らしいんだ(笑)』
『ママ、くしゃみしてるかもね(笑)』
力のことを聞く父に、何をどこまで話せるのか…
子離れなどと言っても、そうそう簡単ではないことくらい、未来にも容易に理解できている。
年齢や会社名、所属、居住地など、履歴書的な事を伝えた。
穏やかな性格で、いつも笑ってくれる、側にいるだけでホッとできる人だと話した。
『そうか…ホッとできるんだ…大事なことだな。』
『そう思う?』
『ああ、思うさ。ホッとできる人…パパも、ママのおかげでホッとできる場所を見つけたんだ。』
『そっかぁ。』
『未来、ママは信念の強い女だ。未来が思うようなママじゃない。ママはパパの犠牲になんかなってないぞ。』
『なんでパパに分かるの?ママが無理してるって思わないの?』
『思わないさ。ママはここ一番の時には、ビシッと言うのさ。ママはそこらへんのハンパな男より遥かに男らしいんだ(笑)』
『ママ、くしゃみしてるかもね(笑)』