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翻弄の果てに
第20章 甦り
『怖いなあ…で、何?爆弾発言って言おうとしたびっくり発言って(笑)』
『あのね、赤ちゃん。あたし達の赤ちゃんがここに居るの。』
未来は力の手をとって、お腹にあてた。
茫然として、されるがままの力は未来を見たまま。
未来は後光を放ち優しく微笑んでいた。
『来年早々、素敵な贈りものが届くのよ。今年はそのための充電期間ね!』
『まっ、待ってくれ。君は自分が何を言っているのか解ってるのか?』
『もちろんよ。残念ながら、誕生は待ってはくれないけど、人生はこれからよ。力さんは焦らないで。あたしとこの子はゆっくり待つし、負担もかけないわ。』
『ごめん…今日はもう帰ってくれないか…頭の整理が……』
『うん。ごめんなさい。少し間をおいてまた来るわ。じゃ。』
未来は困惑している力の顔に近づき、その唇に未来の唇をそっと重ね、病室を後にした。
『あのね、赤ちゃん。あたし達の赤ちゃんがここに居るの。』
未来は力の手をとって、お腹にあてた。
茫然として、されるがままの力は未来を見たまま。
未来は後光を放ち優しく微笑んでいた。
『来年早々、素敵な贈りものが届くのよ。今年はそのための充電期間ね!』
『まっ、待ってくれ。君は自分が何を言っているのか解ってるのか?』
『もちろんよ。残念ながら、誕生は待ってはくれないけど、人生はこれからよ。力さんは焦らないで。あたしとこの子はゆっくり待つし、負担もかけないわ。』
『ごめん…今日はもう帰ってくれないか…頭の整理が……』
『うん。ごめんなさい。少し間をおいてまた来るわ。じゃ。』
未来は困惑している力の顔に近づき、その唇に未来の唇をそっと重ね、病室を後にした。