この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第5章 性(さが)
『勝手に入って悪かったね。見られたら困るものもあるかもしれないから、お前が行け、って、じいさんがね。』
『ありがとう、おばちゃん(泣)』
『ほら、早く行ってやんなさい。』
『うん!』
見られて困るもの…
そうか、不動産屋の親父さんは、俺達が訳ありだということ、わかってるから。
だから、機転を利かせて、おばちゃんを寄越してくれたのか……
『警察沙汰は困るぞ』
そう言いながらも好意的な夫婦。
本当に感謝しかない。
とにかく、俺は病院に急いだ。
病院に着くと、オーナーがいた。
『お姉さんが落ち着くまで休め。仕事は気にするな。』
肩を「ポン」と叩いて、オーナーは店に戻って行った。
『ありがとう、おばちゃん(泣)』
『ほら、早く行ってやんなさい。』
『うん!』
見られて困るもの…
そうか、不動産屋の親父さんは、俺達が訳ありだということ、わかってるから。
だから、機転を利かせて、おばちゃんを寄越してくれたのか……
『警察沙汰は困るぞ』
そう言いながらも好意的な夫婦。
本当に感謝しかない。
とにかく、俺は病院に急いだ。
病院に着くと、オーナーがいた。
『お姉さんが落ち着くまで休め。仕事は気にするな。』
肩を「ポン」と叩いて、オーナーは店に戻って行った。