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翻弄の果てに
第5章 性(さが)
環のベッドサイド。
『お姉さん、まだ眠ってるから、あなたもゆっくりしてるといいわ。』
『看護師さん、環はなんでこんなに眠り込んでいるんだ?』
『誘眠剤が入っているの、こっちの点滴にね。で、こっちは栄養剤。だから、今はゆっくり寝かせてあげましょう。お姉さんは、とっても疲れているみたいよ。』
『そうなんだ…俺…全然気づかなくて……』
『あなたが悪い訳じゃないわ、気にしないで。』
『うん……』
環が、こんなになるほど、何かを抱えてる。
環、何を悩み、苦しんでいるんだ!
教えてくれよ!環!!
無力な俺……
俺は、俺の存在価値が無い、と、かなり落ち込んでしまった。
『お姉さん、まだ眠ってるから、あなたもゆっくりしてるといいわ。』
『看護師さん、環はなんでこんなに眠り込んでいるんだ?』
『誘眠剤が入っているの、こっちの点滴にね。で、こっちは栄養剤。だから、今はゆっくり寝かせてあげましょう。お姉さんは、とっても疲れているみたいよ。』
『そうなんだ…俺…全然気づかなくて……』
『あなたが悪い訳じゃないわ、気にしないで。』
『うん……』
環が、こんなになるほど、何かを抱えてる。
環、何を悩み、苦しんでいるんだ!
教えてくれよ!環!!
無力な俺……
俺は、俺の存在価値が無い、と、かなり落ち込んでしまった。