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甘やかな縄
第2章 蛹化(ようか)
「んっ、んん、ぐぅ、、」


 美由紀の唇から、抑え切れない悦楽のかけらが、こぼれ落ちた。
 怒張を包み込む唇の力が、一瞬緩み、爆発の直前にあった火山の噴火口へ力強くマグマが流れはじめた。
 美由紀が、クライマックスを迎えると同時に、


「夢、限界だ。あかん、出る」


 六郎が、それだけ言うと限界を超えた怒張が爆発し、熱い白濁した液体が噴出した。
 美由紀は絶頂と同時に、口の中を熱い生臭い液体が満たした。
 と同時に、


「ん、ぐっ、げぇ、ゲヘッ、ケハッ、ひっ、ケヘッ、、」


 唇が怒張から離れ、美由紀は咳込み、白濁した液体をはきだした。
 しかし、一度爆発した怒張は、すぐには止まらなかった。
 六郎はすぐに、怒張を握りしめシャワーノズルから水をかけ、静まるのをまちながら、


「夢、ごめんね、ちょっと無理させたね。大丈夫かな?」


 まだ、少しゼハッゼハッと、咳込んでいる美由紀の背中を六郎はゆっくりと撫ではじめた。


(失敗したあ。同時になったからなぁ。怒ってるかな?)


「いぇ、ケホッ、良いんです。ちょっとビックリしちゃって、私こそ、ケヘッ、ちゃんとできなくて、、」


 シャワーで汚れを落としながら、美由紀が答えた。


「ありがとう、夢。ゆっくり温もって、少し休もうか?」


「えぇ、今ので、エホッ、ちょっと疲れたのかな?」


 石鹸を流し二人は浴槽の中で唇を重ね合い、貪った。
 唇は離れたが、身体は重なりあったまま、


「夢、調教を受けた感想を聞かせてくれるかね?正直な感想をね。」


 六郎の言葉に、


「感想、、ですか?あの、これだけ感じたのは、はじめてです。」


「そうだよ、ね。オナニー以外ではなかったんだから。調教を続けて欲しいかね?」


(こんなん聞いて大丈夫かなぁ。けど、大事なことやし。)


(どうしよう、正直にって、言われても、でも、いやじゃないわね。変かな?)


「調教、続けて欲しいです。私、自分を知りたいんです。」


「ふうん、いやじゃないんだ。でも、これから、もっと淫らしくなるし、露出や痛いのも、するけど、それでもついてくるかね?」


(どうしよう、露出まで考えてなかった。痛いのって、鞭?ロウソク?)


 美由紀の唇からは意外な言葉が、


「えぇ、正直わかりません。でも、ロクさんが居てくれるなら、、」
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