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short story
第11章 遥斗先輩とみなみちゃん 前編/ haruto
「遥斗先輩ー!!」
呼ばれて振り向くと女の子数人がキャーキャー言って手を振っている。
だから俺も笑顔で手を振り返すと、わあっ!と歓声が上がった。
「ヤバイ!マジカッコイイ!!」
「私も彼女にして欲しー!!」
俺を賞賛する声にいい気分。
可愛い子たちだったから尚更だ。
・・・でも彼女たちが「彼女」になることはない。
だって俺、年下は苦手だから。
それを分かっている子は遠巻きに騒いでも決して近づく事は無い。
たまに空気の読めない後輩がアピールしてくるけど俺が相手にする事もない。
ガキには興味が無い。
同級生は我慢どころ、基本年上が大好き。
だって年上は俺が何しても「しょうがないな」で許してくれるから・・・
それでいながらエロければエロいほどいい。
経験豊富なオネエサンと目くるめくセックスライフを送ることが俺の理想なんだけど・・・
「・・・でね、梅昆布の梅やんが・・・」
「だから誰!?梅昆布って」
・・・向かいから歩いてくる二人組に俺の目が止まる。
正確には二人組の向かって右側、「一ノ瀬みなみ」ちゃんに・・・
彼女は二つ下の一年生。
そう、俺の範囲外の年下だ。
みなみちゃんは俺を意識する事なく友だちとの会話に夢中で俺たちはただすれ違う。
女子が全員俺みたいのが好きじゃないことくらい良く分かってる。
むしろ苦手と思う子が居る事だって・・・
そしてみなみちゃんみたいな子はそっち系タイプなんじゃないだろうか。
でも・・・
俺は何故かみなみちゃんが気になっていた。
何故か・・・というのは誤魔化しで、理由だってちゃんとある。
それはみなみちゃんが入学したばかりの四月の事。
部活の途中、外の水道で顔を洗っている時に目に付いたのがみなみちゃんだった。
決して派手じゃないのに目を惹かれた。
その時もみなみちゃんは友だちとニコニコ笑っていて・・・
その笑顔が俺の胸に飛び込んだ。
呼ばれて振り向くと女の子数人がキャーキャー言って手を振っている。
だから俺も笑顔で手を振り返すと、わあっ!と歓声が上がった。
「ヤバイ!マジカッコイイ!!」
「私も彼女にして欲しー!!」
俺を賞賛する声にいい気分。
可愛い子たちだったから尚更だ。
・・・でも彼女たちが「彼女」になることはない。
だって俺、年下は苦手だから。
それを分かっている子は遠巻きに騒いでも決して近づく事は無い。
たまに空気の読めない後輩がアピールしてくるけど俺が相手にする事もない。
ガキには興味が無い。
同級生は我慢どころ、基本年上が大好き。
だって年上は俺が何しても「しょうがないな」で許してくれるから・・・
それでいながらエロければエロいほどいい。
経験豊富なオネエサンと目くるめくセックスライフを送ることが俺の理想なんだけど・・・
「・・・でね、梅昆布の梅やんが・・・」
「だから誰!?梅昆布って」
・・・向かいから歩いてくる二人組に俺の目が止まる。
正確には二人組の向かって右側、「一ノ瀬みなみ」ちゃんに・・・
彼女は二つ下の一年生。
そう、俺の範囲外の年下だ。
みなみちゃんは俺を意識する事なく友だちとの会話に夢中で俺たちはただすれ違う。
女子が全員俺みたいのが好きじゃないことくらい良く分かってる。
むしろ苦手と思う子が居る事だって・・・
そしてみなみちゃんみたいな子はそっち系タイプなんじゃないだろうか。
でも・・・
俺は何故かみなみちゃんが気になっていた。
何故か・・・というのは誤魔化しで、理由だってちゃんとある。
それはみなみちゃんが入学したばかりの四月の事。
部活の途中、外の水道で顔を洗っている時に目に付いたのがみなみちゃんだった。
決して派手じゃないのに目を惹かれた。
その時もみなみちゃんは友だちとニコニコ笑っていて・・・
その笑顔が俺の胸に飛び込んだ。