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short story
第14章 遥斗先輩とみなみちゃん 後日談 / haruto
専門学校に入学したみなみと俺は相変わらず仲良く付き合っていた。
みなみは課題とバイト、俺もバイトでお互い結構忙しく、俺は周りからすっかり「バイトばっかしてる人」と思われていたようだ。
バイトばっかしてる理由は特になく・・・
暇だと変な誘いがかかるからとかみなみも忙しいからとか・・・
それでいて実家暮らしな上に余り遊ばない俺には特に金の使い道もなかった。
みなみとのデートも互いの家か近所が基本だし、エッチも互いの部屋でしてるし・・・
出費という出費はたまにの遠出とイベント時のプレゼントくらいだろうか。
だから大学生にしては貯金がある方だと思う。
居酒屋のバイトは人の回りが速い。
大学に入って始めたバイトはもうすっかり古株で、そんな店の中で古株はもう一人居た。
早紀ちゃんという短大生の女の子だ。
早紀ちゃんも俺と同じくバイトの掛け持ちをしていて、バイトばっかしてる学生だった。
この子も確か実家通いだったはずだけど・・・
「ねえ、早紀ちゃんは何でそんなにバイトばっかしてんの?」
ふいに気になってある日早紀ちゃん聞いてみた。
「山下くんも人の事言えないくせに」
早紀ちゃんはクスクス笑って質問を質問で返す。
「山下くんは?」
「俺?俺は暇だから・・・何となく」
「何となくだけ!?」
「今まで色々あって暇がなくなるようにバイトしてたんだけど今は彼女が忙しくて暇だから」
「・・・びっくり」
手を止めて早紀ちゃんは驚いて、そしてやっと話し出す。
「私はね、100万貯めたら彼氏と同棲するの」
「同棲?」
「そう、お互い100万貯めたら同棲して、もう100万貯めたら結婚するの」
「マジで!?」
今度は俺が驚く番だ。
「山下くんもったいないよね、そんなに働いて何となくって・・・」
「・・・つーかさ、200万あれば同棲できるの?」
「アパート借りたり家具買ったり生活にもお金かかるでしょ?・・・でも学生のうちは無理かもね」
短大生の早紀ちゃんは今年卒業だ。
そのタイミングで・・・ということなのだろうか。
同棲・・・結婚・・・
いつかはとは思っていたけどそう先じゃなくても不可能な話じゃないのだろうか。
みなみは課題とバイト、俺もバイトでお互い結構忙しく、俺は周りからすっかり「バイトばっかしてる人」と思われていたようだ。
バイトばっかしてる理由は特になく・・・
暇だと変な誘いがかかるからとかみなみも忙しいからとか・・・
それでいて実家暮らしな上に余り遊ばない俺には特に金の使い道もなかった。
みなみとのデートも互いの家か近所が基本だし、エッチも互いの部屋でしてるし・・・
出費という出費はたまにの遠出とイベント時のプレゼントくらいだろうか。
だから大学生にしては貯金がある方だと思う。
居酒屋のバイトは人の回りが速い。
大学に入って始めたバイトはもうすっかり古株で、そんな店の中で古株はもう一人居た。
早紀ちゃんという短大生の女の子だ。
早紀ちゃんも俺と同じくバイトの掛け持ちをしていて、バイトばっかしてる学生だった。
この子も確か実家通いだったはずだけど・・・
「ねえ、早紀ちゃんは何でそんなにバイトばっかしてんの?」
ふいに気になってある日早紀ちゃん聞いてみた。
「山下くんも人の事言えないくせに」
早紀ちゃんはクスクス笑って質問を質問で返す。
「山下くんは?」
「俺?俺は暇だから・・・何となく」
「何となくだけ!?」
「今まで色々あって暇がなくなるようにバイトしてたんだけど今は彼女が忙しくて暇だから」
「・・・びっくり」
手を止めて早紀ちゃんは驚いて、そしてやっと話し出す。
「私はね、100万貯めたら彼氏と同棲するの」
「同棲?」
「そう、お互い100万貯めたら同棲して、もう100万貯めたら結婚するの」
「マジで!?」
今度は俺が驚く番だ。
「山下くんもったいないよね、そんなに働いて何となくって・・・」
「・・・つーかさ、200万あれば同棲できるの?」
「アパート借りたり家具買ったり生活にもお金かかるでしょ?・・・でも学生のうちは無理かもね」
短大生の早紀ちゃんは今年卒業だ。
そのタイミングで・・・ということなのだろうか。
同棲・・・結婚・・・
いつかはとは思っていたけどそう先じゃなくても不可能な話じゃないのだろうか。