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short story
第14章 遥斗先輩とみなみちゃん 後日談 / haruto
みなみが卒業してからみなみの両親は、月に一度旅行に行くようになっていた。
俺たちは俺たちでそのタイミングでみなみの家に泊まり、擬似新婚生活を楽しんでいる。
あれからみなみは料理を頑張りだんだん腕も上がって来た。
飯を食って風呂に入って時間を気にせずイチャイチャして。
そんなみなみとの時間は余りにも楽しくて幸せで・・・
同棲・・・
色々思い描くとその日々は素晴らしい。
が、あの兄さんが同棲なんて半端な関係を許してくれるとは思えない・・・
「となるとやっぱ結婚・・・」
「山下くん結婚するの?」
ブツブツ呟く俺に早紀ちゃんが訊ねた。
「いや、いつかしたいけど・・・敷居高いよな。同棲は彼女の家族が許してくれなそうだし」
「できないことはないんじゃない?山下くんが就職して彼女だって働けば」
「・・・・・・・・・」
「子どもとか生まれればキツイかもしれないけどしばらく二人でお金貯めて。・・・ほら、そのためのバイトと思えば頑張れない!?」
「確かに・・・」
マジですか・・・
できちゃいますか結婚・・・
最短コースで約一年半後だぜ!?
突如生まれた「結婚」という目標。
でもまだその時は現実的なものじゃなかった。
それからも俺たちは相変わらずで・・・
でもみなみが高校生の時に比べたら、会う時間は確実に減っていた。
就活が始まると余計に会う時間は少なくなった。
みなみが寂しがるんじゃないかと心配もしたけど思ったよりそんなこともなく・・・
電話越しのみなみはいつも忙しくも楽しそうだった。
それはそれで安心だけど、どこかで面白くなく思う自分も居る。
俺はみなみに会う時間が減って寂しかったから。
寂しいのは俺だけなんだろうか・・・
付き合って三年。
飽きるどころかどんどん好きになっていくし、みなみはもう必要不可欠な存在だった。
早紀ちゃんは三月で短大を卒業し、バイトも辞めた。
就職も無事に決まって彼氏と一緒に住み始めたらしい。
その後もたまに二人で飲みに来ては近況やらノロケやらを聞かせてくれた。
思えば純粋な友だちとして仲良くなった女の子は早紀ちゃんが初めてだった。
そして二人の話を聞けば聞くほどみなみと一緒に暮らしたいと思うようになっていった。
俺たちは俺たちでそのタイミングでみなみの家に泊まり、擬似新婚生活を楽しんでいる。
あれからみなみは料理を頑張りだんだん腕も上がって来た。
飯を食って風呂に入って時間を気にせずイチャイチャして。
そんなみなみとの時間は余りにも楽しくて幸せで・・・
同棲・・・
色々思い描くとその日々は素晴らしい。
が、あの兄さんが同棲なんて半端な関係を許してくれるとは思えない・・・
「となるとやっぱ結婚・・・」
「山下くん結婚するの?」
ブツブツ呟く俺に早紀ちゃんが訊ねた。
「いや、いつかしたいけど・・・敷居高いよな。同棲は彼女の家族が許してくれなそうだし」
「できないことはないんじゃない?山下くんが就職して彼女だって働けば」
「・・・・・・・・・」
「子どもとか生まれればキツイかもしれないけどしばらく二人でお金貯めて。・・・ほら、そのためのバイトと思えば頑張れない!?」
「確かに・・・」
マジですか・・・
できちゃいますか結婚・・・
最短コースで約一年半後だぜ!?
突如生まれた「結婚」という目標。
でもまだその時は現実的なものじゃなかった。
それからも俺たちは相変わらずで・・・
でもみなみが高校生の時に比べたら、会う時間は確実に減っていた。
就活が始まると余計に会う時間は少なくなった。
みなみが寂しがるんじゃないかと心配もしたけど思ったよりそんなこともなく・・・
電話越しのみなみはいつも忙しくも楽しそうだった。
それはそれで安心だけど、どこかで面白くなく思う自分も居る。
俺はみなみに会う時間が減って寂しかったから。
寂しいのは俺だけなんだろうか・・・
付き合って三年。
飽きるどころかどんどん好きになっていくし、みなみはもう必要不可欠な存在だった。
早紀ちゃんは三月で短大を卒業し、バイトも辞めた。
就職も無事に決まって彼氏と一緒に住み始めたらしい。
その後もたまに二人で飲みに来ては近況やらノロケやらを聞かせてくれた。
思えば純粋な友だちとして仲良くなった女の子は早紀ちゃんが初めてだった。
そして二人の話を聞けば聞くほどみなみと一緒に暮らしたいと思うようになっていった。