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short story
第16章 なっちゃんの青春 / natsumi

「何・・・?」
「・・・エロいですね」
「はあっ!?」
公衆の面前で卑猥な行為をしているという自覚のない二人は固まったように私を見てる。
そして間接キスなんかじゃ足りなくなった二人はこれから店出てチュッチュチュッチュするんだろう。
それから大地くんちに連れ込まれてそのお乳を揉んだり吸ったり・・・
「卑猥よ卑猥」
「何でだよ!」
「早くヤっちまえよ!」
「!!」
大地くんと真優は赤くなった。
公然わいせつでアピってるくせにこの位で赤くなるなんてまだまだ彼も純情よね。
ま、頑張ってちょうだいチェリーくん。
心の中でエールを送って立ち上がった。
「大地さん」
「・・・・・・・・・」
「今日の真優の下着はフリルのついたお花柄、色はグリーンだよ」
「!!!!」
「なっちゃん!!!!」
体育の前に見た秘密を教えてあげたら真優に怒られた。
いいじゃない、どうせこの後見せるんだから。
二人に背を向けたまま手を振り店を出ると本屋に向かった。
そして漫画の新刊を買った。
ちなみに今日買った漫画はBL。
ずっと上司を好きだと認めたがらなかった主人公が遂に落ちた。
夜のオフィスで脱がされて、下は黒い靴下だけにされた主人公が上司に抱かれた。
見返りを求めないその愛に感動して泣いてしまった。
ラブシーンも凄く良かった。
「靴下・・・いいよな」
真優とゆらさんにも教えてあげよう。
靴下ははいたままの方が断然イイよ!って。
シャツも脱ぎきらない方がイイよ!って。
「はー・・・。あ、こんな時間・・・寝るか」
眼鏡を外して横になった。
明日はバイトだ。
面倒臭いが一生懸命働いてまた漫画とゲームを買おう。
この間雑誌で見たガチムチマッチョばかりを攻略するBLゲーム。
レビューを見たら評価が良くて、今はそれが気になっている。
だから今月の給料でそれを買おうと思う。
「さて・・・明日も頑張りますか」
そして大満足の一日に目を閉じた。
―――篠田夏海17歳。
ちょっぴり人とはちがうけど・・・
これもひとつの青春です。
「・・・エロいですね」
「はあっ!?」
公衆の面前で卑猥な行為をしているという自覚のない二人は固まったように私を見てる。
そして間接キスなんかじゃ足りなくなった二人はこれから店出てチュッチュチュッチュするんだろう。
それから大地くんちに連れ込まれてそのお乳を揉んだり吸ったり・・・
「卑猥よ卑猥」
「何でだよ!」
「早くヤっちまえよ!」
「!!」
大地くんと真優は赤くなった。
公然わいせつでアピってるくせにこの位で赤くなるなんてまだまだ彼も純情よね。
ま、頑張ってちょうだいチェリーくん。
心の中でエールを送って立ち上がった。
「大地さん」
「・・・・・・・・・」
「今日の真優の下着はフリルのついたお花柄、色はグリーンだよ」
「!!!!」
「なっちゃん!!!!」
体育の前に見た秘密を教えてあげたら真優に怒られた。
いいじゃない、どうせこの後見せるんだから。
二人に背を向けたまま手を振り店を出ると本屋に向かった。
そして漫画の新刊を買った。
ちなみに今日買った漫画はBL。
ずっと上司を好きだと認めたがらなかった主人公が遂に落ちた。
夜のオフィスで脱がされて、下は黒い靴下だけにされた主人公が上司に抱かれた。
見返りを求めないその愛に感動して泣いてしまった。
ラブシーンも凄く良かった。
「靴下・・・いいよな」
真優とゆらさんにも教えてあげよう。
靴下ははいたままの方が断然イイよ!って。
シャツも脱ぎきらない方がイイよ!って。
「はー・・・。あ、こんな時間・・・寝るか」
眼鏡を外して横になった。
明日はバイトだ。
面倒臭いが一生懸命働いてまた漫画とゲームを買おう。
この間雑誌で見たガチムチマッチョばかりを攻略するBLゲーム。
レビューを見たら評価が良くて、今はそれが気になっている。
だから今月の給料でそれを買おうと思う。
「さて・・・明日も頑張りますか」
そして大満足の一日に目を閉じた。
―――篠田夏海17歳。
ちょっぴり人とはちがうけど・・・
これもひとつの青春です。

